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REPORT
The Day WORKSHOP #015
OGATSU KUWAHAMA PROJECT 20130713-14
本ワークショップは、企業メセナ協議会GBFund（東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド）の助成により開催いたしました。
またまたやってきました石巻。
今回は、雄勝町で進行中の、廃校再生プロジェクトの現場で、子どもたちと作業の様子を撮影し、「その日」を残すワークショップを開催します。
舞台となるのは、山の中腹にある旧桑浜小学校。震災で廃校になったのではなく、１０年前に子どもが減って廃校になったこの小学校は、自然に囲まれた木造の校舎。しかしながら、老朽化が激しく軒下には雨によって流れてきた土砂が堆積し、校舎の周りは雑草が生い茂っています。
写真で雰囲気伝わるでしょうか？？まるで物語に出てくるような美しい学校です。
この週末は、東京や関西から社会人や学生など百数十名のボランティアが集まり、土砂の掻き出しや雑草の刈り取りを行うことになっていました。The Dayではその学校での作業の様子をカメラに収めます。
土曜日のお昼過ぎに、子どもたちがやってきました。今回は中学生２名、小学生２名。全員男子です！そのうちYUSUKE君、HARU君、YUKISHI君は２回目の参加です！嬉しい！
そして元気いっぱいのDAISUKE君。最年少の４年生です。
学校の小さな体育館で、The Dayのオリエンテーションです。
iPadminiやiPhoneで早速撮影開始！作業中の皆さんも、カメラを向けると笑顔で応えてくれました。
工事は校舎全体をジャッキで持ち上げる大掛かりなもので、本職の大工さんも作業をされていました。ジャッキアップの話をしているとき、DAISUKE君がふと言った一言。「何時間くらいでできるの？」
「一日で数センチずつ上げるんだよ。何日もかかるよ。」
と教えてもらい、びっくり。その様子はDAISUKE君の映像に収められています。
雨の降る中、一日目の撮影は終了〜。車に乗って皆で温泉に浸かり、またまた公民館での宿泊です。
一日目に撮影した映像をチェックしながら、使いたい映像を選んでいきます。笑顔あり、真剣な表情あり、のThe Dayの風景。一通り映像チェックして就寝、、、のはずが、夜遅くまではしゃぐ少年たち。そうだよね、楽しいよね。まあたまにはいいよね〜と言いつつ、寝れないオトナたち（笑）
翌朝は６時に起きて、sweettreat311のケニアさん（注・ニックネームです）が運んできてくれた朝食を食べ、出かける準備。今回、このThe Day WORKSHOPだけでなく、ボランティアさんたちの宿泊や食事の手配もあり、sweettreat311の皆さん目が回るほど大変だったと思います。本当に本当に感謝です。
さてさて、再び小学校に移動し、２日目の撮影開始です。この日は晴天。バンザイ！
この日、１０年前の廃校になる直前の、最後の校長先生がおいでになりました。この学校が大好きだったという元校長先生にもお話を伺う事ができました。
そして、二日目の撮影を終え、昨日の編集の続きです。昨日の夜ある程度やっておいたおかげで、スムーズに完成しました！
二日間の作業を終えたボランティアの皆さんの前で、上映会。
１００人近い観客の前で発表です。緊張する！！
一人ひとり、上映が終わると大きな拍手！！
緊張しながら、撮影や編集で思ったことや、気付いたことを発表します。
大勢の前で、堂々と発表しました。素晴らしい！
それでは映像をご覧ください。
The Dayメンバーが子どもたちの姿を撮影したThe Day
それぞれの目に映る今の雄勝が、3分弱の映像に納められています。
ぜひご覧ください。
HARU、YUSUKE
DAISUKE、YUKISHI
全員の映像を一つにしました。
【スタッフ感想】
私にとっては久しぶりの石巻、今回の参加者は男の子4人でした。
Sweet Treat311をはじめボランティアの方々で構成された廃校再生プロジェクトを撮らせてもらい、それを最後に全員で見て共有するという…その時の合計が150人近くと、一度にとても大勢の人がTHE DAYを共有しました。
廃校再生プロジェクトの方々の頑張ってる姿や面白い所が映るたびに会場は笑いや感嘆の声でいっぱいになりました。拍手喝采です。
廃校再生で頑張ってる方も、撮影した子どもも、最後皆が同じ気持ちを持てたんじゃないかと思いました。
参加してくれた子ども達、きっと大勢の方に自分の作品を見てもらう快感を覚えちゃったんじゃないかなー(笑) SANA
復興の途にある雄勝を映像に残すThe Day OGATSU。今回の桑浜小学校再生プロジェクトで、前向きで力強いエネルギーを感じました。小学校が再び息を吹き返すまで、まだ少し時間がかかりそうですが、この場所で新たな学びや人々の交流が生まれ、笑顔があふれる場になる日を、私も楽しみに待ちたいと思います。地元の子どもたちが、この様子を撮影し記録に残せたことは、大きな財産です。形にして残すことの大切さを改めて感じた２日間でした。RITZ
毎回、子どもたちから学ぶ事が多い。
彼達はどの様に思い改修作業の姿を見て撮影したのだろうか。
最後に感想を発表してもっていますが、本当に感じている事は言葉にできないのかもしれない。
自分達の思い出、そしてこの作った映像を数年後、10年後見た時はまた何かを感じるかもしれない。
その様に感じる、廃校の改修作業というまさに復興の途を記録に記憶に残した回になった。
今回、何よりよかったのが改修作業をしていたボランティアの方達の前で発表できた事。
皆さんにも喜んでもらえて、そして沢山の徴収の前で発表できた経験が彼達に撮って本当によかったと思う。
また今年、雄勝の子どもたちに開催するために帰って来ます！ TETSU-LAW
最後は恒例の集合写真！
何気ない日常が、かけがえのないその日になる。
The Dayチームはこれからも東日本大震災の復興支援に関わっていきます。
参加者、関係者の皆様、ありがとうございました！
主催：TETSU-LAW&Co. sweettreat311